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不動産営業トップセールスだった永瀬(山P)は息を吸う様に平気で嘘がつけるキャラ。
ある日、建設予定地にあった祠を壊した祟りで嘘がつけなくなる。大切な商談の詰めの場で祠祟りの風が吹くと”これは不良物件だ”、”俺ならこんな欠陥住宅買わない”、”不動産投資にリスクが無い訳ないだろう”など言わなくても良い本音をぶちまけてしまう。
お客は激怒、契約は破棄。永瀬(山P)は止む無く正直営業で成約をとろうとするが、成績ガタ落ちてでタマワン暮らしから安アパート暮らしに。
そんな落ち目な男を尊敬してくれる新人・月下(福原遥)や好いてくれる榎本 (泉里香)。彼女達との関わりや絆のおかげで永瀬(山P)は何とか制約を取ろうと頑張るが・・・ライバルだった桐山(市原隼人)や花澤(倉科カナ)の目覚ましい実績には遠く及ばない 。
人の人生や家族の幸せを平気で踏みにじる理不尽が蔓延しているこの世の中にあって、正直にしか生きられない男に未来はあるのか?
原作の面白さはさることながら 山P(山下智久)等ドラマキャストが織り成す魅力がnhkドラマ 正直不動産を名作にできた理由に迫りたい。
2022年4月5日(火)から放送されたnhkドラマ 正直不動産 より
ドラマ10【#正直不動産】
今夜の第9話いかがでしたか?
次回・ #山﨑努 さんも出演する最終話(6/7よる10時~)の30秒予告編です。
番組担当(うさP)曰く、「最後の1分1秒まで、これぞ正直不動産!」
NHKプラスで第9話配信中!
(6/7(火)夜10:44まで)https://t.co/MoTxY8cBBz pic.twitter.com/hQ4SEEEokn— NHKドラマ (@nhk_dramas) May 31, 2022
視なかった人には 是非見逃し配信であるnhkプラス等での視聴をお薦めします。
嘘つきから正直者へ、正直者から良き人へ、良き人からできる人へ。世の中に蔓延する理不尽をやっつけて罠にはまって苦しむ人達を救うほどに成長する。成長の過程では悩みや焦り、もがきや苦悩があったけれど3人の女性との関わりや絆で主人公は成長を遂げられる。そのやり取りが面白可笑しく痛快で感心させられる。
永瀬(山P)「残念ながら私、嘘がつけない不動産屋なんです。」
お客様に物件のリスクや問題点も正直に説明してその上でどうすれば上手く行くか何を覚悟すべきかを正直に話す。でもお客は不安になる、こいつを信じて良い物かと。
永瀬(山P)「…俺、嘘ばっかりついてきたんだな」
嘘がつけなくなったことで、いままでいかに自分が嘘ばかりついてきたのか気付かされる。自分を取り繕ったり、忖度することは誰にでもあるけれど成績を上げるため、自分をよく見せるために都合のいいことばかりを言い続けているといつのまにか“嘘をついている”という感覚ではなくなっている。そもそも何の為に売り上げNO1.でいなければならないのか?
永瀬(山P)「俺達とお客との本当の関係は契約書にサインをしてから始まる。生活の拠点を仲介するってことは、その人の人生を背負うことだ。」
新人・月下咲良(福原遥)に不動産営業の心得を指導する。
永瀬(山P)「商店街が近いし風呂屋も近いし。なんかここだと生活しているって感じがするんですよね。」
成績ガタ落ちでセレブなタママン暮らしからボロボロの安アパート暮らしに。最初はリッチに戻りたいともがいていたが質素でも正直な生き方に馴染む。
山下智久さんは11歳の少年時代からジャニーズジュニアで活躍しこの道20年以上のベテランさん。誰もが知る通りドラマキャストでの才能やルックスに恵まれているがそれに胡坐をかくことなくどんな役でも一生懸命演じようと全力で取り組む熱意が伝わってくる。
これまでも
今回は不動産業界の難しい専門用語に溢れたセリスが多く、また初めてのコメディタッチの面白可笑しい役どころ。嘘がつけなくて困っている様で視る人を笑わせ、面白がらせ、本音ぶちまけてしまうハンディにめげず良き人、できる人に成長して行く演技で魅了する。
正直言って 原作漫画のキャラを超えています。
主人公・永瀬(山P)は正直不動産で何とか成約を獲得できるようになるがライバルには差をつけられ、会社や恩ある登坂社長(草刈正雄)がライバル社ミネルバ不動産に攻められ追い詰められているのに役に立てないで悩む。
ミネルバ不動産営業の花澤涼(倉科カナ)は優秀で強力なライバル。永瀬(山P)が月下(福原遥)を指導する様に花澤(倉科カナ)も若い男性社員を指導する。
不動産営業の前職は大手建設会社の現場監督だった。ところが現場作業員達が監督の指示に従わない。男女差別のブ厚い壁に阻まれ役目を果たせず泣かされていた。
そんな彼女を救ってくれたのがミネルヴァ不動産・鵤社長(高橋克典)。花澤(倉科カナ)は鵤社長(高橋克典)に恩義を感じてはいるものの彼の理不尽なやり方には従わず、何とか良き会社に変えようと頑張る。その姿に永瀬(山P)と月下(福原遥)は影響される。
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テレビドラマの本質はエンタテイメント。視聴者を、如何に楽しませる事が出来るかに制作側のアイデアと努力、熱意ががかかっている。
永瀬(山P)は嘘つきから正直者へ、正直者か良き人へ、良き人から出来る人頼れる人へと成長した。でも正直不動産を視た多くの視聴者は思うはず。 ”果たして祠祟りの嘘つけない縛りが無くなっても 正直でいられるものか”と。最後にそこを面白おかしく描いていて楽しませてくれた。
最終話最後のシーン。永瀬(山P)は、榎本(泉里香)から結婚前提のお付き合いの申し出の返答をする場面。実は、永瀬(山P)は祠祟りの呪縛が消えていて好きなだけ嘘がつけるようになっている。
永瀬(山P)の本音は榎本(泉里香)と付き合いたい、でも結婚はめんどくさい。そこで結婚する気があるふりをして 榎本(泉里香)と肉体関係に及ぼうとする。
永瀬(山P)「榎本(泉里香)さん、いいや美波さん、いいや美波。僕も貴女の事が大好きです。」
榎本(泉里香) 、目を見開いて永瀬(山P)の言葉に捕らわれていく。
永瀬(山P)「だから結婚を前提に・・・」
ところが、あろうことかまさにこの時に嘘がつけなくなる祟りの風が吹き、永瀬(山P)は本音を吐いてしまう。
永瀬(山P)「結婚する気なんて1ミリもありません。」
榎本(泉里香)「ハァ?」
永瀬(山P)「結婚を前提とか堅苦しい事を言っていないでもっとライトな関係で良いじゃありませんか?」
永瀬(山P)「とりあえず、今夜は一緒に過ごしましょう。」、「ほら自然に体の相性とかそういうのを・・・」
榎本(泉里香)、立ち上がってこのうつけ者を思いっきり張り倒す。永瀬は店の端までぶっ飛ばされる。
榎本(泉里香)は永瀬を見下し店を去る。
永瀬、打たれた頬を手で押さえながら「祟り消えてないし」と自分の愚かさを思い知らされる。
現実の男の性にはどうしようもないいい加減なところがあります。それでも男を素敵にする、真面目にする、正しい生き方をさせるのは女性だという事がしっかりと描かれていて男性の皆さんにも女性の皆さんにも是非見て頂きたい痛快なラストでした。
それにしても祠の祟りで嘘がつけなくなる縛りって 何の象徴なのでしょう?
私は世の中でしょうもない事をする人、心無い事をする人が後を絶たず、それを縛る為にどんどん法律なり規則也が厳しくなっていくそんな現実への痛烈な皮肉だと思います。
この世に蔓延する数々の理不尽の元は私達の愚しかさ、いやらしさ、見て見ぬふり、不作為、よけいな忖度、その場の取り繕いそんなものだと思いますが このドラマにはそんなものを吹き飛ばしてくれる爽やかさが感じられますね。
ただ面白い、時間つぶしの番組ではなく、見ていて明るい気持ちになれる前向きな気持ちになれる良いドラマ。そういう良いドラマがもっともっとたくさん作られて放映されて世の中を明るくしてくれると良いじゃないですか。その為にも良いと思ったドラマの何が良かったのか、どこがお薦めなのかなどの感想をブログ也SNS等を通じて大いに語り合おうじゃありませんか!!