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映画・忍びの国 2017年7月1日公開後一週間位で実際に視た人達から「思っていたのとは違った。」、「面白かった。」、「見て良かった。」 呟きが聞こえて来きました。単なる忍者物の時代劇では無さそうだ・・・・、そんな風に感じられたので映画館に見に行きました。
嵐のリーダー大野智の演技も期待できそうだったので映画館の大きなスクリーン、大音響で視聴しました。
「視て良かったなぁ」と思えました.。
見応えのある良い作品を見ると明日を生きる活力が湧いてくるものです。
映画館。上映が開始され、「思っていたのとは違う」の意味が分かりました。伊賀忍者と言えば厳しい修行を経て忍の技を使う術達者。徳川家康を危機から救い、江戸幕府に召し抱えられ天下泰平の世に貢献。強い者に憧れる皆のヒーロー そんなイメージなのだけれど。
映画・忍びの国で描かれている伊賀は戦国乱世に生きる人でなし集団。忍びの者達は金で雇われ人殺しも厭わないばかりか、己の欲の為には仲間や身内を犠牲にしても何とも思わない虎狼の輩。
とにかく多くの人が
殺される、
殺される、
殺される。
最初は「ゲェー」って思えました。でもね
獣の様な生き方しかできなかった最強の忍者・無門(大野智)
他国の武家の女子だったけれど無門にさらわれて求愛される・お国(石原さとみ)
この二人の夫婦愛?(指一本触れさせないけど・・)が実に面白く、微笑ましくそれだけじゃなくってこの大スペクタクル戦国絵巻を大きく展開させる起動力になっているのです。そこが良いじゃないかって思えましたね
伊賀の国には治める国主がおらず忍者の親方達の合議で成り立つ寄せ集め集団なのだが、戦国最強の織田軍に歯向かい、馬と鉄砲で武装した大軍勢が伊賀の国に攻めてくることとなる。
対する伊賀者達の大半は「金の為なら戦うけれど国を守る為に死ぬなんて真っ平」なんてどうしようもない輩。
伊賀忍者軍団 vs 戦国最強織田軍団とは言っても兵力差でも精神面でも勝負にならない。
織田軍・伊賀攻めの総大将、織田家の次男・織田信雄(知念侑李)「根絶やしじゃ、女子供まで皆殺しにしてくれる。」
戦が迫りくる中、伊賀者共の大半が戦を避けて国境を超えようとする。
お国「私は残ります。」
迫りくる危機の中で お国の無門への愛が 獣の様な男を気高く生きる人へと変えていく。
戦を避けて国境を超えようとする伊賀者達に向けて
無門「伊賀の者どもよ、聞け!」
奇想天外、あり得ない展開。視ているこちらがビックリするようなやり方で伊賀者達の気持ちを一つに「つなぐ」。
そして壮絶な伊賀忍者軍団 vs 戦国最強織田軍団のバトルスペクタクル。その後、史実・天正伊賀の乱の結末を経て一人の男が気高く生きた事実を未来へと「つなぐ」。
最後に エンディングで流れる嵐の曲で映画の視聴者である私達の心を「つなぐ」。
「確かに思っていたのとは違った。」けれどこれは時代を超えた新しい表現、痛快なエンターティメント!「面白かった。見て良かった。」って思える映画でした、拍手。
最強の忍者・無門(大野智)の忍者でない普通の時の素顔が 今までの時代劇物、忍者物語では見られない面白さがあるのです。
主人公・無門(大野智)、職業:忍者かと思いきや実態はあばら家住まいの貧乏百姓で金になるときだけ忍者仕事を請け負う。最強の忍者なんだけれど、それ程忍者仕事の注文が来るわけではなくその日暮らし。強いけれどめんどくさがり。ひょうひょうとしていて熱くならない。
戦いのときでさえ脱力系。強敵相手に死闘となってもダンスパフォーマンスを楽しむ様な余裕さえ感じられる。
まぁ本人にとっては 強い弱いとか戦の勝ち負けなんてどうでも良くて「稼げる事」しか興味が無い感じ。結構、親近感を感じちゃいます。
無門(大野智)、忍びの国とは全く無縁の武家の女子・お国(石原さとみ)に惚れて・・・さらって来る。
でもお国(石原さとみ)「稼ぎが少ない」、「約束が違う」
と指一本触れさせない。これで夫婦?
無門(大野智)、
「好きだ!」、「自分と一緒になって欲しい」、「お国に認められたい」
って気持ちでお金稼ごうとガンバル。最強の忍者なのだからその気になれば力づくで従わせることもできるだろうに そこは無門「自分の事を認めて欲しい」、「自分を好きになって欲しい」ってお国の気持ちを第一に考える。そんな設定が純粋で微笑ましい。あばら家に閉じ籠るお国に「扉を開けて」と懇願する無門の演技。この役を演じていた、大野智君と石原さとみさんもやはりこの設定が面白かったらしくて大野智「俺だったらあの扉 ぶち破ってやる。」って言っていましたね。
お国は、無門が嫌いという訳ではないらしい。自分の夫に相応しい人になってもらいたく厳しい態度を取る。でも時には優しい言葉もかける。
「無門殿、侍におなりなさい。」
「織田家には草履取りの身分から一国一城の城主になった者がいると言います。」(木下藤吉郎、後の豊臣秀吉の事、この映画には登場しません。)
「(何でもできるのだから)あなたもなれますよ。」
お国は無門に人としての気高い生き方を求める。獣の様な生き方しかできなかった男・無門、自分がどう生きるべきか目覚める。この面白い夫婦?仲こそ この物語を大展開させる機動力なのです。
忍者 vs 忍者、忍者 vs 戦国武将、忍者軍団 vs 戦国武将織田軍団の戦闘シーンが凄かった、痛快な殺陣バトルパフォーマンスが凄い従来の時代劇にはない面白い表現。
忍者の棟梁の息子・下山平兵衛(鈴木亮平)との死闘、僅か数分のシーンだけれど 息もできない程引き込まれる緊迫感、迫力がありました。鈴木良平さんは3日かけて演技指導をうけたそうだけれど 大野智君はダンスパフォーマンスになれているせいか僅かな期間でこなせたそうな。大野智 スタッフや鈴木良平さんに分からない所で隠れて練習していたみたいな事は言っていましたが。大野智のダンスの切れ味、表現力は嵐の曲で見ていて「やっぱり凄いな」と思わせる魅力があるのだけれど、殺陣をやらせても凄いなって思えましたね。
織田方の剛力武将、日置大膳(伊瀬谷友介)との戦いも凄かったです。歌とダンスパフォーマンスは大野智君に職業だけれど、忍者としてのバトルパフォーマンスが凄い、これはエンターテイメントで楽しいね。トリックとかCGとかで編集されて描かれているのだけれど、現実にはあり得ないアクションを演じる事も映画の魅力の一つで大野智君もそんな映画の魅力に魅かれて演技に励んでいるのだとか。
忍者軍団:3000 vs 織田軍団:10000 の 大スペクタクルバトルが凄かったです。
織田軍は馬と鉄砲で武装した百戦錬磨の精鋭部隊、対する 伊賀軍は得意の忍術を封じられ戦意メロメロの弱小集団、勝負にならない。初戦では伊賀軍、国境の防衛ラインの伊賀者達が次々と打ち取られていく。ところが無門に扇動された忍びの大軍勢が織田軍を逆襲する。
このまま無門が伊賀のリーダーであれば伊賀軍の大勝利であったのだが・・・・。
こんな展開、従来の時代劇にはないあっと驚く面白さがありました。
史実・天正伊賀の乱をモチーフに描かれたこの物語。伊賀の国には治める国主がおらず忍者の親方の合議で成り立つ寄せ集め集団なのだが戦国最強、織田軍に歯向かい大軍勢に攻め込まれる事になる。伊賀者達の大半は「金の為なら戦うけれど国を守る為に死ぬなんて真っ平」なんてどうしようもない輩。伊賀忍者軍団 vs 戦国最強織田軍団 とは言っても兵力差でも精神面でも勝負にならない。
3方から分かれ進軍してくる織田の大軍勢。防戦ラインの忍者共は 忍者の棟梁の息子で裏切り者の下山平兵衛(鈴木亮平)の手引きで次々と打ち取られていく。伊賀の半数が国境を超えて落ち延びていく。無門にとっては伊賀の国の危機なんてどうでも良くって 思わぬ大金も手にしたのでお国と二人で京に逃れ商売でも始めようとする。
お国「逃げる?」
「絶対に嫌でございます」
さすがに武家の娘、国を守のが指名。そんなDNAをもっている彼女、残って国を救うために無門に戦う事を迫る。
お国の固い決意に 無門も伊賀の国を守るために戦う決意をする。
お国「無門殿、決して死んではなりませんぞ。」
二人の間に心が通じた感動の瞬間。しかし敵織田軍は馬や鉄砲で武装した一万を超える大軍勢。国を守る為には3千程しかいない伊賀忍者どもを束ねるしかない。
無門は下忍。幼い頃 買われてきて忍術を仕込まれた下っ端。伊賀軍を指揮する権限などない。そんな状況下崩壊寸前の伊賀軍に向けて
「伊賀の者どもよ、聞け!」
そんな手があったのかと驚くような方法で忍びの者達をつなぎとめ、織田軍との戦いに怒涛の如く立ち向かわせる。元はと言えば 正義感からではなくお国に好かれたい為。でもそんな想いが凄い力を発揮する。
繰り返すが最強の伊賀忍者・無門のキャラって 国民的人気グループ嵐のリーダー・大野智そのまんまって感じられる。
国民的人気グループ・嵐のリーダーは大野智なのだけれど何もしない。むしろ我儘? 嵐の5人がリハーサルで歌とダンスの練習をするとき大野智はサボるらしい。
ところが、大野智、いざ本番となると見事に5人と息の合ったダンスパフォーマンスを演じる。
そして嵐が存続の危機だったときは浮足立つ皆をまとめたと聞く。(本人覚えていないらしい)
普段はひょうひょうとしていて 脱力系、肩ひじ張って熱くならないところもそのまんまじゃない?なんか、無門のキャラってそのまま大野智 って感じられるところが
面白いじゃないか!
面白いじゃないか!
面白いじゃないか!
「確かに思っていたのとは違った」けれどこれは時代を超えた新しい表現、痛快なエンターティメント!「面白かった。見て良かった。」って思える映画でした、拍手。