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陸王、TBS系テレビドラマ。2017年12月24日放送の最終話、10話構成で放送され続けたこのドラマラストのマラソンの激走シーンで締めくくられるのだけれど感動した。
「最後まで見続けて本当に良かったな」と思えました。
ドラマのテーマは働く人、頑張る人への 応援歌。
「本当の負けとは挑み続けるのをやめる事。挫折しても、思う様に行かなくても諦めずに挑みつ続ければまた道は開ける。仕事の厳しさとそこに逃げずに挑戦する楽しさ。
腹くくって 「やりるしかない」って気持ちが奇跡を呼ぶ。」
ありふれたと言えばありふれたテーマ、しかもハッピィエンド。でも、竹内涼真が演じるマラソンランナー。この役者さん連続テレビ小説「ひよっこ」や過保護のカホコでヒロインの恋人役を演じた優しいイケメンで親しんできましたが、陸王では限界に挑戦するマラソンランナー茂木選手を演じライバル毛塚(佐野岳)とマラソンで激走するシーンが
力強く、美しく、視る者のハートにしっかりと響き、感動を呼び 清々しいなって思えるのですよ!元気がでてくる。!
買収に応じるか 廃業か 老舗足袋製造会社・こはぜ屋が皆で最後に賭けたシューズ「陸王」
こはぜ屋が応援し続けてきた茂木 裕人(竹内涼真)選手と天才ランナー・毛塚 直之( 佐野岳)選手との勝負が始まる。
手塚選手が履くシューズは 赤いアトランティス・RⅡ。アトランティス社とは特例の5年サポート契約を締結いている。対する茂木(竹内涼真)選手 、一度は半腱様筋を痛めてアトランティス社に見捨てられるが、こはぜ屋に応援されて、走法を見直しこはぜ屋最後の希望・「陸王」にも救われて復活。しかし復活した茂木(竹内涼真)は「こはぜ屋は潰れかけている。」と脅され再びアトランティス社とサポート契約を結んでしまう。
控室から選手が競技場に出てくる。茂木選手、茂木選手、茂木選手が選んだシューズは?。陸王と アトランティス・RⅡとの性能は ”互角”、互角だけれど 茂木選手が選んだシューズは?
「陸王!」
見た目は足袋だが、大手が欲しがる”シルクレイ”を靴のソールとし、抜群の縫製技術で仕上げた 5代目陸王。軽い、はだしの様なフィット感、故障しないで走れる安心感。(こはぜ屋 資金難の為、最後の作品)
シルクレイを開発したのは倒産した飯山産業の元社長・飯山晴之(寺尾聰)。特許を売れば大金が入るのを棒にふり、こはぜ屋の「陸王」開発スタッフとして参加、お金よりもやりがいを選んだ強力な仲間の力で生まれた何処の大企業にも真似できない逸品を生み出すことが出来た。
応援に駆け付けたこはぜ屋の皆が喜ぶ。こはぜ屋社長・宮沢 紘一(役所広司)、長男・宮沢 大地( 山﨑賢人)、こはぜ屋・縫製課リーダー 正岡 あけみ( 阿川佐和子)こはぜ屋の皆が 最後の希望・陸王を選んだ 茂木(竹内涼真)選手を応援する。
「ありがとう」、「ありがとう」、「がんばれ茂木!」
大手アトランティス社のサポートを受け莫大な資金と技術を駆使してチューンナップされた RⅡを履いた天才ランナー・毛塚(佐野岳)選手 と弱小つぶれかけ足袋屋・こはぜ屋の最後の希望「陸王」を選んだ茂木(竹内涼真)選手が 位置に着く。
多くの選手の中で 茂木と手塚に注目が集まる。
茂木,手塚、茂木、手塚、茂木、手塚・・・・・・・・・
先頭を走るはケニア出身・サライスジューイ、2位に茂木と手塚。手塚、前に出る。きつい上り坂、皆がペースを落とす中、茂木が追い上げる、茂木が追い上げる。
手塚、焦りか?給水ボトルを掴みそこなう。伴走する茂木、手塚に給水ボトルを渡す。「アクシデントで勝ちたくない。」そんな想いか? 茂木が清々しく見える。
接戦の二人の前を走る先頭、ケニア出身サライスジューイが足をつった!体制が崩れてリアタイ!、 先頭 ケニア選手、リタイア。茂木(竹内涼真)選手、目の前で起きたケニア選手のリタイアが 苦痛のフラッシュバックを呼び起こす。茂木、以前の戦いで足をつってリタイア。その時の記憶が現在の茂木に精神的苦痛となって襲いかかる。
「茂木! あきらめるな、 陸王信じてあきらめるな!」
こはぜ屋応援団の声援が聞こえてくる、茂木、立ち直る。先頭 手塚、茂木! 手塚、茂木!、手近、茂木! 両者互角! 視界にゴールが見える。ゴール前、ゴール前、ゴール前 茂木、手塚を抜く!、一着・茂木が一着!、やった!、やった!、茂木が一着。
手塚、茂木の健闘を称えて握手。「強いな」「次は俺が勝つ」
皆が一つだった。茂木(竹内涼真)を信じ支えて応援し続けたこはぜ屋の皆。会社復活の希望「陸王」の開発に取り組みこはぜ屋を信じて応援する銀行やメーカーの人達。
宮沢社長(役所広司)は こはぜ屋を失う事無く業績が急回復、長男・大地( 山﨑賢人)はこはぜ屋を離れ大手企業へ就職を果たす。
茂木(竹内涼真)は、世界陸上で日本人トップクラスの選手として活躍する。
本当の負けとは挑み続けるのをやめる事。挫折しても、思う様に行かなくても ”諦めずに挑みつ続ければ また道は開ける”仕事の厳しさとそこに逃げずに挑戦する楽しさ。腹くくって 「やりるしかない」って気持ちが奇跡を呼ぶってありふれたテーマだけれど、最後のマラソン激走シーンを通じて語られると「視て良かったな」って思える、元気出てくるよね。