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宮里藍2017年5月29日の引退記者会見にて。女子プロゴルファー世界ランク一位に輝いた彼女が引退すると言うので、記者会見をニュースで見ました、幾つかの新聞記事も読みました。
今季限りでの現役引退を表明し、記者会見の最後のあいさつで涙ぐむ女子ゴルフの宮里藍選手(29日午後、東京都内のホテル)=共同日本経済新聞
宮里藍さん、涙浮かべ 「感謝の気持ちしかない」
何故引退を決意したのかという問いに 宮里藍が答える。
<宮里藍 引退会見より 引用>
「モチベーションの維持が難しくなったのが決め手。プロである以上、結果を残したい。限界を感じての決断。」
そうですか、世界のトップに君臨していたかっての女王も勝てなくなったのですか。プロスポーツの世界で生きている人が、勝てば賞金が出るツアーや大会で勝てなくなったのですか。でも大きな大会で優勝しなくたってプロゴルファーを続けることはできるでしょうに何故辞めるのでしょう。そしてとっても私の心を捉えたのがこのメッセージです。引退の心境を聞かれてファンや家族、支えてくれた人たちへのメッセージです。
<宮里藍 引退会見より 引用>
「今は感謝の気持ちしかない。」
そう言われると、プロが試合で勝てなくなったからただ引退するというだけではない、私達普通のゴルフファンでもない一般国民にとっての宮里藍さんとは何か、どういう存在なのか。そして宮里藍さんに何が起こったのかと気になるじゃありませんか。
宮里藍、1985年6月19日生まれ。
身長:155 cm、体重:52 kg ゴルフ女子プロの世界では 小柄。
二人の兄がいて3人ともプロゴルファー、宮里3兄妹として有名。CMにも出ていました。
出身は沖縄。
ゴルフを始めたのは僅か4歳。
沖縄を出て仙台市の東北高校に入学。高校3年、アマチュアながら仙台で「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」で優勝してプロ入り。その後アメリアに渡ってトップランクに上り詰めたそうな。
私がゴルフのようなお金のかかるスポーツは致しませんし、競技としてのゴルフそのものにも興味はありません。でも宮里藍さんの事はずっと「凄いな、日本人女子の中に世界の頂点でいられる人がいるんだ、同じ日本人とし嬉しいな、誇らしいな。」思っていました。以前は良く宮里藍選手が起きな大会で活躍したり、CMに出ているのを見て「お顔を見れた、相変わらず元気そうだな」って思っていました。宮里藍さんプライベートは良くは知りませんでしたが、家庭環境がゴルフ向きに英才教育がなされ、天才少女へと成長したんだぐらいに思っていました。
でも現実は違っていたようです。
宮里藍さんの輝かしい戦績は広く報道されています。でも実際はどんなゴルファーだったのでしょう。
<宮里藍さん言葉の引用>
「パワーが無い私はショットの精度と小技で勝負。メンタルトレーニングも加わり自分をコントロール。自分のゴルフを信じて戦った。」
宮里藍選手は 他の女子プロに比べて小柄で体格が小さく、大きなショットでボールを飛ばすには不利なのだけれど、正確なパターで巻き返して勝つタイプの選手だったそうです。でもこの正確なパターで確実に決めるって物凄い集中力がいるし、勝負がかかっているしギャラリーやTVカメラにも注目されているので大変なプレッシャーがかかる、そんな大変な世界でずっとやってきたのだそうです。
<宮里藍さん言葉の引用>
好きな言葉 「 意志あるところに道はある。」
強い人ですよね。意志が強い、守護神の様な強さ。こんな人がいるのだと知るだけで、私達にやる気とか元気とか 勇気を貰えますよね。
ところが!?
宮里藍さん、最近はあまり見かけなくおもっていたら何でも不調に苦しみ2013年以降は優勝からずっと遠ざかっていたのだそうな。知りませんでした。
<宮里藍さん言葉の引用>
「パターがイップスみたいになってしまった」
*”イップスみたいになってしまった”とは極度の緊張で思い通りに正確なパターができなくなったのだそうです。勿論、専門のメンタルトレーニングなどで回復をはかったそうですが、立て直す事は出来なかったそうな。2013年以降はどの大会やツアーでもずっと優勝から遠ざかっていたそうです。
<宮里藍さん言葉の引用>
「モチベーションの維持が難しくなった」
プロゴルファーは優勝しなくても賞金は出るし十分稼げるのだそうな。18歳の高校生の時に出場して優勝してそれいらいずっと女子プロ選手としてやってきた人が勝てないとはいえ好きなゴルフがやれお金を稼げるのに何故辞めなければいけないのか。
宮里藍さんが涙浮かべ て語ります。
<宮里藍 2017年5月29日 引退会見より 引用>
「感謝の気持ちしかない。」
「家族や友人、ファンに支えられた。これ以上ないゴルフ人生だった」
今季限りでの現役引退を表明し、記者会見の最後のあいさつで涙ぐむ女子ゴルフの宮里藍選手(29日午後、東京都内のホテル)=共同日本経済新聞 2017/5/30
宮里藍さん、涙浮かべ 「感謝の気持ちしかない」
ここからは当サイト管理人の推測です。
宮里藍さんの強いパワーの源は期待され、支えられ、応援される事ではなかったのか。宮里藍さんにとっては期待され、支えられ、応援される事が心の中に生まれる強い力の源だったのでは?
このことは私達に強いメッセージを投げかける潜在力をもっていると思えてなりません。
勿論、宮里藍さんに「あなたたちだってやればできる」みたいなみたいな事を上から目線的な事を言う意志はないでしょう。でも勝てなくなったプロがひっそりと引退するのではなく、感謝の気持ちを伝える事になった訳。それは 宮里藍さんがそういうメッセージを私達日本人に伝える役回りだったのだと。私にはそう思えてならないのです。
勿論、誰もが人に応援されたからと言って強いパワーを得られるわけではないでしょう。でも人は誰でも外から力を得る事は色んな形でできるのだと思います。ある人は音楽を聴いたり、ダンスを踊ったり、又ある人は仲間達とおしゃべりをしたり、美味しいものを食べたり、映画を見たり 自然の中に入り込んだり アートに触れたり。人夫々違うとは思います。
でも何処かにパワーを得られるチャンスがあってそれを見つけて自分を超えて、何かを成し遂げる事が人生。
そんなメッセージが伝わってきた気がします。
<宮里藍>
「パターがイップスみたいになってしまった」
宮里藍は「期待に応える事が出来なくなった」事で勝つ力を失ってしまったようです。それは彼女にとっては辛い事ではあるでしょうけれどその代わり大切な役目を果たしているのではないでしょうか。
「 意志あるところに道はある。」
才能が無いからとか どんなに努力しても所詮自分なんかと諦めてしまう事はないのだと。人夫々何らかの形で外から強い力を得るチャンスは誰にでもあるのだからと。
<宮里藍 引退会見より>
「人生において、次はちょっと違った10年になると思う。将来的には結婚もしたいし、子どもも欲しい。それが起きるのが30代なのかなと思う。そんな変化も楽しみですね」
宮里藍さん、お疲れ様。私達日本人に強いパワーを与えてくれる守護神としてのお役目ご苦労様でした。これからは人間・宮里藍として充実した人生をお過ごしください。