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浅田真央は侍

浅田真央は侍

浅田真央 選手はサムライ。応援しているだけで元気が出るこれだけの理由

浅田真央、応援しているだけで元気が出る理由

浅田真央 選手。2016年10月22日と23日(日本時間)の二日間で行われたフィギュアスケートのISUグランプリシリーズ・アメリカ大会での演技をTV観戦しました。
今回 浅田真央が選んだ曲はショート/フリーで同じ曲 バレイ組曲「恋は魔術師」より リチュアルダンス。
10月22日のショートは黒鳥をイメージした黒いコスチューム
10月23日フリーでは情熱的な女性をイメージした勝負の赤いコスチューム

ショート/フリーで同じ曲というのはフィギアスケートの世界ではとても珍しいのだそうですが、前半で黒鳥の舞を、魔術の力で? 後半では情熱的な女性をリチュアルダンス・オーケストラバージョンで舞うのだそうな。

結果は残念!、フィギアスケートとしてみれば 不本意な出来だったでしょう。左膝の故障もあって思うように飛べない事はあらかじめ知っていました。でも浅田真央26歳の演技を通じて伝わってきた苦悩、もがき、喘ぎ、思うように飛べない、舞えない、重い、重い、重くて切れのあるリズムが取れない。それでも諦めない。自分が目指してきた演技を舞おうとする心意気、氷上のリンクに未だかってなかった異次元空間を出現させようとする心意気。上手くかなくても最後まで力

一杯演じ切り、「次こそは」という意気込みを失わないスピリット、サムライだね、浅田真央。女子だけどジャパニーズサムライここにありだね。

それだけではありません。

演技が終わって引き上げて評価点数聞いて、次の選手の競技へと進んでしばらくしてインタビューを受けたときの浅田真央の言葉。

<演技について>

  • 「まだまだ。」
  • 「課題はたくさんある。」
  • 「後半疲れてきて自分のリズムがとれない。」
  • 「残念。」

 

<次の大会(2018年冬季の 平昌オリンピック(ピョンチャンオリンピック)について>

  • 「やるしかないけれど、(今は)自分の最高のレベルではない。」
  • 「これ以上は落とせない。」

 

語る言葉は残念無念な思いばかり。

でも 不思議なものを見たのです。

試合が終わってインタビューを受けたときの浅田真央の表情が輝いているのです。ライトに反射しているのだとうけれどお日様のようなオーラを放って。

  • 穏やかですが強い目力で 
  • 朝日の様な薄ら明るい笑顔で
  • そこには菩薩様のなんとも慈愛に満ちた心惹かれるものを感じるのです。

 

不思議でした。

「これは何だろう?」 浅田真央本人の意志とは全く無関係に、フィギアスケートを超えた何か私達にとって凄く大切な事が伝わってくる。そして希望が湧いてきます。

えっ! これが浅田真央?

時間を少しさかのぼって、10月23日女子フィギアスケート、 フリーの演技開始前。

浅田真央 選手が三原舞依 選手、 村上佳菜子 選手、アシュリー・ワーグナー選手、グレイシー・ゴールド 選手、マライア・ベル 選手等に交じってリンクの上で調整している様子が放映されました。

「えっ! これが浅田真央?」

本番前のリンクで調整しているときの浅田真央 選手の表情がまるで別人。そう思えました、怖かったです本気顔、鬼気漂う夜叉? 或いは戦う戦士の顔。普段はおっとりした明るい笑顔の浅田真央とはまるで別人。今回は膝の痛みを抱えた出場、不利な戦いなのです。難度の高い技は抑えて、でも演技としての完成度を目指す戦いである事は知っていました。前日10月22日のショートプログラムの得点は 64.47点と結果ふるわず。二日目のフリーでは、昨日の舞った黒鳥のダンスと同じ曲リチュアルダンスを オーケストラバージョンで赤いコスチュームで情熱的な女性を演じる事に挑みます。

浅田真央の演技がはじまりました。

初っ端の2アクセル。スピードがあって軽やか着地を綺麗に決めるがやや完璧でなかった?
続く、3回転+3回転のはずが?3フリップ+2ループ。第1ジャンプが完璧でなかった事を受けて抑えている?
更に3ルッツ。かっての世界女王にしては回転が冴えない?、そう思えた。
それでも伸びやかに、堂々と、大空に鳥が羽を広げて滑空しているかの様な優雅さで演じる浅田真央。
「あぁ、なんか 新しい世界が、新しい可能性が開かれるかも。」と期待させられる。

前半までは 何とか・・・・このまま後半を演じ切って欲しい。そんな気持ちがこみあげてくる。

でも後半、回転ジャンプ失敗!、動揺せず、堪えて演じ続ける浅田真央。

思うように演じられない、でも何とか演じ切ろうともがく、その姿が重そう、辛そう、苦しそう!!!!!。最後のステップシークエンスで本来のリズムが復活。力強い!、力強い!「何としてでも演じ切っる。」そいな強い気持ちが伝わってくる。同時に苦悩が伝わってくる 思い通りに演じられない苦悩。そこに見えたのは「情熱的な女性」ではなく・・・・・ 「苦悩する女性」でした。

演じ終えた浅田真央。

リンクに投げ込まれた花を拾って応援してくれたファンへの答える感謝の気持ちは忘れないものの疲れた脱力感。佐藤コーチと評価点を聞く。
フリー112.31(技術点 46.35、演技構成点 65.96)、物凄い汗。 

その後の少し落ち着いてからのインタビューで浅田真央、語る。

<今回の演技について>

  • 「まだまだ。」
  • 「課題はたくさんある。」
  • 「後半疲れてきて自分のリズムがとれない。」
  • 「残念。」

 

<次の大会(2018年冬季の 平昌オリンピック(ピョンチャンオリンピック)について>

  • 「やるしかないけれど、(今は)自分の最高のレベルではない。」
  • 「これ以上は落とせない。」

 

語る言葉は残念無念な思いばかり。でも 不思議なものを見たのです。インタビューを受けているときの浅田真央の表情が輝いているのです。ライトに反射してそう見えるのだろうけれど・・・・・・

穏やかですが強い目力で 
朝日の様な薄ら明るい笑顔で
菩薩のような何とも慈愛に満ちた心惹かれる気持ちを感じるのです。

 

不思議でした。「これは何だろう?」 浅田真央・本人の意志とは全く無関係に、フィギアスケートを超えた何か私達にとって凄く大切な事が伝わってくるのです。

私たち凡人は大抵何もしない。それで済む時代ではない。

私たち凡人は 大抵何もしません。自分が信じる道を揺るがない信念で生き抜く生き方なんて現実の世界では中々できるものではないから。私たち凡人の生き方は大概こうです。

  • 何もしないで最初から諦めてしまう。
  • 周りから失望されて傷つくのが怖いから何もしない。
  • 一生懸命頑張っても、何の結果も得られない。そんな現実と向き合うのは嫌だから何もしない。
  • そして歳を重ね、気力も体力も失い終わってしまう。何もしないで。

 

ついさっきまで気にもしていなかった事なのにの魂が揺さぶられる。ある言葉が蘇ってくるのです。

「世の人は我を何とも言わば言え。我なす事は我のみぞ知る。」

幕末から明治にかけて新しい時代の到来を迎えようと奮闘した若い命達。その中の一人・坂本龍馬が遺した言葉がこれ。龍馬37年の波乱万丈の生涯の中で日本を洗濯、即ち日本人皆の古い考えを改め新しい時代を迎えようとしたサムライの生き方。百年以上の時を経て、今も私達の心に響く。

その時代全ての人々は今まで通り生きる事は出来なかった、古い考えにしがみ付く事は許されなかった。そうしないと欧米列強が弱小国を呑み込んで時代。清国やインド、東南アジアの国々のように日本だって滅ぼされてしまったかもしれない。その一番の原因が人々の変わろうとしないで古い考え方にしがみつこうとする気持ち。坂本龍馬は世の中を洗濯しようとしていた。鎖国して武士が支配する古い生き方にしがみついないで 欧米列強と対等に付き合える国となれる様に。でも古い考えにしがみついて中々生き方を変えようとしない。一浪士の身でありながら国の有り様を変えようとする波乱万丈に満ちた壮絶な生きざま。

「世の人は我を何とも言わば言え 我なす事は我のみぞ知る。」

坂本龍馬がやろうとしていた事は生きている間は中々理解されなかった。そして保守的な勢力によって暗殺され、明治維新の新しい時代が到来する前に打ち果ててしまった。でも命を懸けて国を救おうとして殺されてしまったことがかえって今を生きる私達の心へと響くものだ。

浅田真央さんも、彼女が何をなそうとしているかは中々世の中に理解されない。世間やマスコミでは「トリプルアクセル復活どころか引退か?」なんて騒ぐ向きもある。でも想像するにこういう事じゃないのか?今どきの若い人には想像できないかもしれないけれど20世紀に青春してた世代にとってフィギアスケートみたいな分野は日本人はどんなに頑張っても遠く及ばない異次元だと思われていた時代があったのですよ。(他にも野球のメジャーリーグとかサッカーワールドカップもそうですけれど)

難度の高い技は努力と練習で高める事ができる。でも激しい動きの中に美とか芸術性を求められるフィギアスケート。20世紀は日本人はが幾ら努力しても欧米人には所詮敵わないものなのだと思い込まされてきたのだ。21世紀の今ではそうではなくなってきた。そして欧州発祥のこの競技に、日本ならではの進化と新次元への飛躍を果たそうとしているのではないか。

情熱的な女性をフィギアで演じる意義とは?

浅田真央が目指そうとしていた演技、ショートでは黒鳥をイメージした黒いコスチュームで。それが魔術の力で? 翌日フリーでは 情熱的な女性を象徴する赤いコスチュームで演じようと必死でしたね。この情熱的な女性こそ、台頭著しい若い才能には演じたくても演じられない未開拓のテーマ。浅田真央も20年以上この世界にいていつの間にやら最年長?その年長の彼女にしかできない女の情熱みたいなものを フィギアスケートで表現しようとしていましたね。きっと2006年トリノオリンピック女子シングル金メダリスト・荒川静香 成し遂げた境地を超えて 何か見る人にインパクトを与える表現を目指していたのでは?。それが叶えば若い才能から年長のベテラン達によって幅広く繰り広げられる新しい境地が出現するのではないか。

頑張れ、浅田真央!

 

果たして今回のGPで浅田真央は情熱的な女性が演じられたでしょうか? 
残念ながら・・・・・見た感じ・・・・・ 

  • 思うように飛べない
  • 思うように舞えない
  • 思うように切れのなるリズムが取れない
  • 思うようにジャンプを決められない

 

その様子が

  • 苦しそう
  • 辛そう
  • 無念そう
  • もがいているように見える。

 

情熱的な女性ではなくて 苦しみ悶える女性。それでも最後まで気を抜かないで演じ切る。「次、頑張ろう」って気概が感じられる。懸命に生きようとする人間の葛藤、どうしても上手くできないけれど諦めない。そんな彼女の情熱が伝わってきて何とも感動的でしたよ。

苦闘の果てに見せる朝日の様な薄ら明るい笑顔

私達 凡人は大抵、何もしない。

  • 何もしないで最初から諦めてしまう。
  • 周りから失望されて傷つくのが怖いから何もしない。
  • 一生懸命頑張っても、何の結果も得られない。そんな現実と向き合うのは嫌だから何もしない。
  • そして歳を重ね、気力も体力も失い終わってしまう。何もしないで。

 

でも 今まで通りには生きて行けない時代が来ていますよね。時代の変化についていけないって・・・・・

  • 学校で習っている事って時代遅れで役に立ちそうにないし
  • 雇用だって不安だし
  • せっかく就職できても3割も辞めてしまうし
  • 昨日の大企業が今日は吸収合併、廃業したりするし
  • 保険とか、年金とか破綻しそうで 老後不安半端ないし。
  • 農業だってTPPとかで外国の市場に呑み込まれそうだし。
  • 手に職つけて自立しろって言われても自信ないし。

 

世の中の変化、時代の変化についていけないって・・・・・不安だし、迷うし、どうすれば良いのか分からなくて焦るし。

でも浅田真央から「大丈夫ですよ」って言って貰えた気がする。日本人、大丈夫。日本には今でもサムライがいるのだから。
同じ時代、同じ日本に浅田真央のような人がいる国の人間だから、何かが出来るような気がする。最初から上手く行かなくても、周りに理解されなくともきっと自分が生き甲斐を感じられる何かに取り組めて、満足した生き方ができる人になれるような気がする。限りある命、生き甲斐を感じられる人生を送りたければ 先ずはそういう生き方をしてる人を応援しましょう。

それだけで「大丈夫ですよ、できますから」って励ましが必ずかえってきますから。